リハビリ特化型デイサービス&フィットネススタジオReBorn


ReBorn

リハビリ特化型デイサービス&フィットネススタジオ

「生まれ変わる」

インタビュー先:ロッツ株式会社統括マネージャー 草別拓郎さん


電話番号:0192-22-7917

営業時間:介護事業 8:30~17:30 土日定休
     フィットネス事業 平日17:00~21:00
              土日  9:00~21:00

■デイサービスとフィットネスの融合!?
 ランニングマシーンのほか、大きな器具が目を惹く「リハビリ特化型デイサービス&フィットネススタジオReBorn」。これまでの生活から新たなる生活に生まれ変わるために、利用者の「できる力」を引き出すことを目的としている。
 この地域のデイサービス施設には珍しく、リハビリに特化したサービスを行っている。短時間のデイサービスで、食事提供や入浴などは行っておらず、まさに運動をすることに特化している。また、デイサービスの時間外にはフィットネスクラブとしても営業されており、日々、中学生から80代まで様々な年代の方が利用されている場所。ゆったりと落ち着いた雰囲気の中、優しい従業員さんが出迎えてくれ、老若男女問わず、通いやすい場所だ。

■リハビリ特化型デイサービス
 理学療法士と作業療法士を配置し、利用者に合ったサービスを提供するのがリボーンの特徴だ。3か月に一度の身体測定や、身体機能の評価、プログラムの作成・施行などを行っているそうだ。測定データはフィードバックされ、利用者が自分の目で確認することができる。このことが、モチベーションの向上につながることは、間違いないだろう。専門の方たちのアドバイスを受けながら、日々の運動不足を解消できる。加えて、様々な地区から来ている利用者とのコミュニケーションの場にもなっているのも魅力だ。


■ICAROS(イカロス)!!
 必見!!皆さん、テレビで一度は目にしたことがあるのではないだろうか。ここReBornには、東北初上陸のVR(バーチャルリアリティ)+エクササイズを融合させたフィットネスマシン「ICAROSイカロス」が2017年10月から導入されている。ドイツ生まれのこのマシンは、ゲームなどでおなじみのVRを取り入れ、ゲームの世界観を楽しみながら体幹を鍛えることができる、今大注目のマシンだ!!東北では、ここでしか体験できないため、これが目的の方も多いとのこと。実際にマシンに乗ってみただけでも、バランスをとるのが難しく、非常に体幹が鍛えられそう!
 
 
■震災を通して
 ロッツ株式会社は、震災をきっかけに、「せっかく助かった命を健康にしていかなければ」という使命感と地域ニーズを考慮し、「とうごう薬局」を20117月、陸前高田市に仮設プレハブでオープン。その後、20125月に復興特区第一号として日本で初めて単独型訪問リハビリステーション「訪問リハビリステーションさんぽ」を開設した。20166月からは「玉乃湯」という温泉施設の運営も担うことになった。地域の皆様のコミュニティー形成や温浴療法、そして食事療法など幅広い事業に取り組んでいる。ロッツとは「たくさん」という意味があり、「沢山の方々に被災地に来てもらって復興に寄与してもらえたら」という願いを込めて名付けられたそうだ。
ロッツ株式会社が運営していた仮設の訪問型リハビリテーション「さんぽ」

■「できる力」を引き出すことで、生まれ変わってほしい!!!
 「利用者のやりたいことを引き出し、生まれ変わってほしい(ReBorn)」と、熱く語るのは、ReBorn統括マネージャーの草別拓郎さん。ロッツの理念に惹かれ、思い切って秋田県から転職。非常に気さくな方で、話していると明るい気持ちになれる。「運動をすることで認知機能もアップする。アバッセという陸前高田の中心地で、運動に触れ、その足で買い物をしたり、図書館に行ったりしてほしい。」という想いを語る。リボーンは、ゆっくりできるようなおしゃれな内装や、デイサービスにもフィットネスにも使うことのできる機械など、こだわりがたくさん詰まった空間。利用者に合わせたリハビリを、専門の方が見守りながら行ってくれるため、日頃の運動不足解消や、できることを増やしていくために通うには最適だ。また、一般の方もフィットネスとして、ICAROSのお試しに、皆さんに気軽に足を運んでほしい。そんな私の想いを最後にお届けしたい。
 後日、アバッセのパブリック・スペースでイカロス無料体験を実施していたので試してみた。海の中に潜って輪くぐり遊びをしているよう。楽しく鍛えられそうだ!

脊椎の補正をしてくれる機械。こっちは気持ちよく寝ているだけでイイ。



インタビュアー:K.Y.(岩手県立大学 4年)
インタビュー実施日:2017/11/4
 今回のプロジェクトを通して、大学4で初めて陸前高田を訪れた。今の状況を肌で感じる良い機会であったし、何より陸前高田の皆様の人柄のあたたかさにほっこり。魅力を感じた。現地で食べた牡蠣は今でも忘れられない味。また食べたい。
 今回インタビューを通して各店舗の従業員の方の想いを直に耳にしたことは、私にとって非常に貴重な経験となった。